凛として！舞台

三好絵梨香主演舞台を観劇した

トノチョ’主催で三好絵梨香主演の舞台。
過去の作品である「宇宙にタッチ」（メロン記念日：斉藤・村田、大谷主演）の未来世界が凛として！の世界観だ。
未来の地球では社会人にランク制度を設けている。主人公の凛はこのランキング１位。
家族を殺した海賊を掃討する為三人姉妹は人生の全てを海賊退治に注ぐのだが・・・・・。

歌手としてオーディションに受かった彼女も現在は舞台女優の活動がメイン。
女優としての三好絵梨香は「かば２・３」で観ているが非常に台詞の活舌が良い。
台詞の覚えも良いという。今回も非常に聞き取りやすく演技もいい。しかしスカートが非常に短いので
近場に居ると見えそうで眼のやり場に困る。狙っているとしか思えない。
演技も台詞も文句なし。主演を演じる器だと実感した。

後輩の志信役を演じる村上東奈（はるな）も何度か舞台で観ているが動きの良い演技は得意のようだ。
独特の話し方も女優としては必要な要素なので今後も磨きがかかりそう。

ハロプロエッグ、アップフロントエッグの演技
北原沙弥香は主人公の妹役なので出番も多く台詞も長い。失敗することなく演技をこなしている。
若干聞き取りにくい感じを受けたが眼の配り方や言葉の強弱からも見事に成長しているのがわかる。
西念未彩を舞台で観るのは初。普段のイメージそのままの明るく元気な役を演じきっている。
台詞も動きも良かった感じだ。
佐野香織里は役者を目指すだけあって演技派だ。地味な役柄ながらポイントは高い。

是永美紀は引きこもりの役を演じきっている。動きこそ地味だが以前より重みある演技が光って見えた。
フットサルから遠ざかっているが大丈夫だろうか？心配である。


ハロープロジェクトとは異なるが・・・・・
散歩道楽の谷中田善規さんは１人３役を演じていた。暴言を吐かせると彼は大柄なのでインパクトが強い！
Naoさんはどうしてもやっさん（かばシリーズの役）の印象が強いが、大人の女性という魅力をぷんぷん
出しまくっている。本業は歌手なのだが役者としても重みある演技が魅力。
山村真也さんは宇宙にタッチの「ミズノミ」の印象がそのまま今回も同じ。アクションはなかったが
彼も動きが鋭いので体を張った演技もあったらと思うところ。
岩崎亮さんは弱々しい役が本当にぴったり。素もそのままだろうか？地味ながら良い演技をしてる。
國武綾さんは初かもしれない（記憶がない・・・・・）。カウンセラー役が妙にはまっていた。色っぽい役とか
演じると怖い存在かもしれない。


総評
舞台セットが見事なまでに地味だが、これこそ舞台の醍醐味でもある。変に拘ったセットは演技の
妨げに繋がるのでこれがいい。演技する側が描写を表現するので演技力が見えやすい。
単にお金をかけていないというのとは違う。出演者の衣装を見ればお金をかけているのが一目瞭然。
近未来をイメージする衣装は一見の価値ありだ。
全体的にはのっぺりとしたシナリオだが、少し泣けるところもあるので良かったと思う。


非現実世界シリーズのトノチョ’はいい。今後も観に行きたいと思う。

以上