限界値の見えないアイドル

アイドルは可愛ければそれでよい。という時代は過去の話。先駆者（最近ではパイオニアと言う方が馴染み深い）として松田聖子がアイドルの進化系を表現してくれた。現在のアイドルは可愛いかスタイルが良いかで方向性が決まる事が多い。前者は女優、後者は早い段階で結婚あるいはコメンテーターなどトークの仕事をしているようだ。

そんな現在のアイドル代表としてあややこと松浦亜弥はやや山口百恵路線に近い印象を持つ。あややみたいに知名度ではないが、柴ちゃんこと柴田あゆみ（当方がハロプロ内で優遇している存在）。今回ディナーショーで思ったことは、彼女は森高千里路線だという事。森高千里は美脚アイドルで名を売り、歌手としてだけでなくドラムも叩いていた。あややがカバーした渡良瀬橋のプロモーションビデオでは歌、ドラム、ピアノ、縦笛とマルチプレイヤー振りを披露している。

なぜ森高千里路線かというと、今回彼女のグループであるメロン記念日の香水（メロン記念日路線変更を行った最初の曲）をピアノ弾き語りで歌ったのだ。これには驚いたし完成度も高かった。殆どがコードを弾いているにしても、これをすごいと言わずなんと言えばよいか。

会えば会うほど限界値がの見えないアイドルだ。進化し続けている。これほどすごい女性だったとは正直予想していなかった。嬉しい誤算にも程がある！と本来の文句調も褒めちぎるしかない。完璧である。

今後の事は望まない。望まなくても進化し新鮮さを届けてくれるからだ。

アイドル業界不作な時代といわれているが、それは売り込む側の勝手な都合で、このような素晴らしいアイドルを埋もれさせているだけであろう。まったくもってもったいない話。第二第三の台風の目になる存在は、一部目の肥えた人達だけで静かに盛り上がって終わるのかもしれない。


１２月にはあやや、石川梨華らによる３万円ディナーショーがあるようなのだが、当方は行かない。値段を左右するものは場所代だと思われるからだ。それならこちらのカジュアルディナーショーの方が何倍も感動あるしリピーターになれる。金額の高低ではない。内容だ。


優遇している柴ちゃんが優遇する存在である事を再確認できた事に大感動・大収穫の一日だった。


以上