年々ひどくなる総決算

ハロプロ冬のコンサートへ参戦してきた。今回は残念ながらスタンド席だったため肉眼では良く見えない。双眼鏡と仲良くした一日だった。

人が減りグループ構成は変わり全員が参加しない最近のハロプロコンサートは何かが変だ。いくつか気になった点を書きたいと思う。

ハロプロアワードとはなんだ？音楽や映画などでアワードと言われる祭典はある。ハロプロではどんな感じになるのだろうと気になっていたが、蓋を開けてみれば全員のお情け紹介みたいな展開に愕然とした。これなら演歌みたいに司会者が語りを入れれば済む事だ。非常にばかげている。

そして歌っている方角。スタンド側（一般で言う２階席あたり）へはほとんど顔向けしていない。アリーナ及びＶＩＰスタンド側（カメラ位置）は全体の６〜７割だった。酷い差別と言っても過言じゃない。
ファミリー席とは親子連れなど座っての観覧を目的とした席。だが子供たちの目に映ったのは巨大モニターに映し出された人気アイドルのアップだけだろう。決して好みの子が近くで手を振ってくれるような座席とは思っていないはずだ。

もっとも最悪なのが司会者にまで賞をあげたこと。現役でがんばっているアイドル達に大変失礼な行為だと思われる。その為多少まともに思える賞も質が一気に低下したのは言うまでも無い。

メロン記念日の歌で盛り上がっていた。メロン及び柴ちゃん優遇の当方が言うとひいきに思われるかも知れないが、事実であり不思議に思えた。「お願い魅惑のターゲット」は単独ライブで盛り上がるのは普通だが、ハローのコンサートでは過去に「かわいい彼」が大盛り上がりしたのを最後にそれほど盛り上がった記憶が無い。実に謎めいた状況だ。

松浦亜弥までが現在売り出し中の曲を歌わずファーストアルバム時期の曲をぶつけてきた。事態は深刻ということか・・・・・。


ハロープロジェクト以外にアイドルは出てきている。それゆえレベルの高い仕事をしないと直ぐに追い越されて仕事を失いかねない。今回の内容を見てて思うのは意識レベルの高いアイドルとそれを使う優秀なスタッフがいないとこの先破滅への道を辿るだろう。現在若手でがんばっているモーニング娘。とBerryz工房、℃-uteが実力を付け、その実力にあった構成を作家が考える。そのような構図が出来てこないと解散は避けられないだろう。

良いお手本が同じ事務所に居るのだから吸収して抜き去ってもらいたい。そう思えるコンサートだった。


以上